私どもの酒造りには産地や、銘柄を厳しく吟味した酒造好適米のほかは一切使用しません。
しかも、実際に使用するのは脂肪分やタンパク質を可能な限り削り取った米粒の中心部だけ。
米の性格を見極め、その日の天候や水温によって洗米や浸漬の時間を秒単位で調節するのは、長年の経験に裏打ちされた杜氏の確かな技です。
私どもの酒造りには産地や、銘柄を厳しく吟味した酒造好適米のほかは一切使用しません。
しかも、実際に使用するのは脂肪分やタンパク質を可能な限り削り取った米粒の中心部だけ。
米の性格を見極め、その日の天候や水温によって洗米や浸漬の時間を秒単位で調節するのは、長年の経験に裏打ちされた杜氏の確かな技です。
酒米は、ごはんのように炊くのではなく、代々の蔵人たちが使い込んだ昔ながらの大きな「甑(こしき)」を使って蒸します。
やがて麹になる蒸米は麹室の「揉み床」に移され、温度が均一になるよう、まんべんなく揉みほぐされます。 麹室には真冬でも熱気が立ち込めています。
掛米となる蒸米は、温度を調節してタンクに仕込まれていきます。
よい麹が出来れば酒の7割方は出来たも同然といわれるほど、麹づくりは大切な作業です。
筑波おろしが吹く厳寒の真夜中も、蔵人たちは麹蓋に移した蒸米の温度を管理するため、作業を続けています。
蒸米、麹、酵母に水を加えて醪を作ります。
発酵は人知を超えた神秘的な世界です。 蔵人たちは発酵で熱を持つタンクの温度管理に心を配りながら醪の熟成を見守ります。
杜氏は仕込まれた醪の発酵に耳を澄まし、芳醇な香りが立ち始めると、醪を酒袋に詰め、いよいよ搾りにかかります、 蔵に新酒の香りが立ち込める至福の時です。
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